連続セミナー・本田医師と世界の医療・保健を考える第2回
2008年2月19日、東京 - シェア=国際保健協力市民の会(SHARE)と世界銀行情報センター(PIC東京)は本日、連続セミナー・本田医師と世界の医療・保健を考える第2回「プライマリ・ヘルス・ケアと保健教育」を共同で開催し、学生、医療関係者、NGO、企業など様々な立場から50名以上が参加しました。
年長者ケアのための何かを探すため
冒頭、青木美由紀シェアプログラムオフィサーが本シリーズの趣旨説明と歓迎挨拶を述べた後、本田徹シェア代表理事がプライマリ・ヘルス・ケアと保健教育について話しました。プライマリ・ヘルス・ケアとはなにか、住民中心の保健・医療活動や参加型の保健教育のやり方、日本におけるプライマリ・ヘルス・ケア、タイ、カンボジア、グアテマラ、東チモールでのシェアの活動事例、デビッド・ワーナーと参加型教育など幅広く説明しました。参加者からは、途上国の現場で地域に初めて入る際の立場は何か、現場でヘルス・ボランティアをどのように募集しているのか、日本におけるプライマリ・ケアの現状など様々な質問が出されました。
兆候は、あなたは...
2008年の洞爺湖サミットを控えて、日本が発展途上国のエイズ、結核、マラリアなどの感染症対策、母子保健の改善のためにどんな役割を果たすべきかが、NGOを含む市民社会、政府共通の課題となっています。本連続セミナーシリーズでは、こうしたグローバルな保健が、日本の医療の直面する医療保険や介護保険制度、医師・看護師不足などの問題とどうつながるのかを、幅広い事例に基づいて、人権やいのちの視点から一緒に考えます。
当日のプログラム
趣旨説明 青木美由紀 シェア プログラムオフィサー
講演 本田徹 シェア代表理事
司会 大森功一 世界銀行東京事務所広報担当官
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本田徹 紹介
シェア代表理事。昭和22(1947)年生まれ、北海道大学医学部卒業。市立小樽病院、釧路赤十字病院、青年海外協力隊員(チュニジア)、佐久総合病院、日産厚生会玉川病院、タイ国マヒドン大学留学、港町診療所を経て、7年3月まで堀切中央病院理事長・院長。2007年 第16回若月賞受賞、第22回東京弁護士会人権賞 受賞決定、2001年 大山健康財団大山激励賞受賞(本田徹)、1997年 第49回保健文化賞受賞(第一生命保険相互会社主催、SHAREへの授
資料 - 医療と人権-本田医師と世界の医療・保健を考える
シリーズのスケジュール
第1回「医療と人権」 1月22日(火)
第2回「プライマリ・ヘルス・ケアと保健教育」 2月19日(火)
第3回「NGOと市民社会」 3月18日(火)
第4回「日本の医療の現実と今後」 4月15日(火) 申し込み
(特活)シェア=国際保健協力市民の会
シェアは、1983年に医療関係者を中心に設立されて以来、途上国で保健医療サービスが受け難い環境にある住民の健康の改善を、彼ら自身が担い手となって実現するために、保健分野に特化した活動を続けています。すべて人々が基本的な保健医療サービスを受けられるようになること、そして健康づくりが地域の人々自身の活動になることが私たちの願いです。来年の設立25周年には、「シェアの活動を通して知る、国際保健」の連続講座や、デビッド・ワーナー氏を招いてのシンポジウムなど、さまざまなイベントを開催していく予定です。詳細は随時、シェアのHPにてアップしていきますので、ご参照ください。
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